早生リンゴ「祝」初出荷 長野でシーズン幕開け
お盆のお供えに使う早生(わせ)種のリンゴ「祝(いわい)」の出荷が7日、長野市篠ノ井岡田の共和園芸農協で始まり、県産リンゴのシーズンが幕開けした。
春先の低温で生育が5日ほど遅れ、農家が初日に持ち込んだリンゴは約50ケース(1ケース8キロ)と昨年の6分の1程度。しかし、降ひょうなどの目立った被害はなく、選果場関係者は「品質の良いリンゴが多い」と評価していた。
「祝」は強い酸味と鮮やかな緑色が特徴。7月は主に、県内より盆行事が1カ月ほど早い関東地方の市場へ出荷する。県内では、夏山を訪れる登山者向けに仕入れる山小屋もあるという。
同農協は「祝」の取扱量が県内の農協でトップ。盆行事を行わない家庭が増えたことなどから出荷量は減少傾向だが、今年は8月上旬までに、ひょう害があった昨年よりも約2割多い2800ケースの出荷を予定している。
「盆飾りにする『祝』は見た目も大切」と太田宗弘組合長(65)。「傷が付かないように袋をかけて育てた“すべすべ肌”のリンゴを全国へ届けたい」と話していた。
【写真説明】共和園芸農協選果場に持ち込まれた「祝」。2010年産のリンゴ出荷が始まった
(10年7月 8日掲載)