信越トレイル公式ガイド完成 コースや峠道の歴史紹介
長野・新潟県境の山歩きルート「信越トレイル」の公式ガイドブック=写真=が6月に完成し、トレイルを管理するNPO法人信越トレイルクラブ(飯山市)が「歩く際は参考にして」とPRしている。ルートを6区間に分けて特徴や見どころを紹介、コースを横切る峠道の歴史や周辺の伝統芸能なども解説している。
斑尾山(飯山市など)と天水(あまみず)山(下水内郡栄村など)を結ぶ信越トレイルは総延長約80キロ。標高千メートル前後の関田山脈の尾根にほぼ沿っている。
ガイドブックは、モデルの女性2人と共にルートをたどる構成で、雪が残る湿原や新緑のブナ林などを写真付きで紹介している。おおよその所要時間や区間ごとに楽しめる花の種類と時期も記載。山歩きに適した服装と持ち物も説明している。
NPOによると、関田山脈の峠道は古くから人の往来が盛んだった。ガイドブックは、山脈をまたぐ一帯の歴史や文化を紹介する狙いもあるという。昭和20年代初めに盲目の旅芸人瞽女(ごぜ)を泊めた民宿の主人へのインタビューや、ギフチョウとヒメギフチョウが混生する国天然記念物黒岩山についてのコラムもあり、「読み物としても楽しんでいただけるのではないか」とNPO事務局。
縦20センチ、横13センチ、128ページ。1300円。県内の主な書店で販売している。
(10年7月 3日掲載)