おやきフルコースお披露目 長野で30人が味わう
長野市のおやき店経営、小出陽子さん(50)が「おやきのフルコース」を完成させ、23日夜、長野市のホテルでお披露目の食事会を開いた。小出さんが普段付き合いのあるおやき店経営者や食品業者ら約30人が来場。参加者は、マスターソムリエの高野豊さん(59)=長野市=が皿ごとに選んだワインと一緒に味わった。
フルコース作りは、高野さんが「おやきを世界に発信したい」と小出さんに打診したのがきっかけ。小出さんは昨年10月に試作を開始。高野さんと試食を重ね、前菜と魚料理、肉料理、デザートの4皿分のおやきを完成させた。
食事会では、小出さんが「見た目にも楽しいおやきのフルコースを楽しんで」とあいさつ。鮮やかな緑色の「ちりめん冬菜」を使った前菜のおやきや、黒米を練り込んだ黒い生地でベーコンを包んだ肉料理のおやきを前に、来場者からは「すごい」「食べ応えがある」などと声が上がった。
香草を練り込んだ生地で信州サーモンを包んだ魚料理や、白玉粉を混ぜた生地でアンズを包み凍らせてシャーベット状にしたデザートなど、さまざまな工夫が重ねられていた。同市吉田の会社員松沢彩さん(28)は「軽井沢のおしゃれな料理店で出てきそう」と満足げに話していた。
高野さんは今後、海外で開かれる食文化に関するイベントなどでフルコースのおやきを紹介する考え。小出さんは「フルコースのおやきをきっかけに信州の食文化を世界に発信したい」と話していた。
【写真説明】小出さんが作ったおやきのフルコース。手前左が前菜、同右が肉料理、奥左が魚料理、同右がデザート
(10年6月24日掲載)