義仲と巴御前の魅力探る 大河ドラマに…松本でシンポ
平安時代末期に活躍した源氏の武将・木曽義仲について研究する「松本・義仲復権の会」(事務局・松本市)は14日、義仲と、女武者として義仲と共に戦った巴(ともえ)御前の魅力を語る講演とシンポジウムを松本市の県松本勤労者福祉センターで開く。鎌倉幕府を開いた源頼朝らと仲たがいしたことなどで、後世に伝わった「乱暴者」のイメージをぬぐい去り、NHK大河ドラマの主人公に抜てきしてもらおうと企画した。
義仲は1180年、平家追討のため木曽で挙兵。巴御前らを従え、倶利伽羅(くりから)峠(富山・石川県境)の合戦などで平家の大軍を次々と破った。だが、入京後に後白河法皇と対立。頼朝の命を受けた弟義経らとの戦いに敗れて31歳で討ち死にした。
復権の会会長の穂苅甲子男さん(85)=松本市=は「義仲は公家中心の世を革新した偉才」と評価する。同会は、松本平にある義仲ゆかりの史跡や伝承の地を紹介する地図を作るなど“復権”に力を入れている。
当日は穂苅さんによる講演があるほか、巴御前の最期の地とされる富山県南砺市の文化団体「福光ネイティブ・トラスト」の得納(とくのう)康生会長らを招く。「義仲・巴ロマンを語る夕べ」と題して、日本酒やワインを片手に語らう集いもある。会場には、穂苅さん所有の浮世絵と、全国各地の義仲ゆかりの地を研究家が撮影した写真を展示する。
義仲ゆかりの地を巡る「第3回義仲ウオーキング」も開かれる。ウオーキングは参加費300円で、事前の申し込みが必要。午前9時半に県松本勤労者福祉センターに集合、同10時に出発する。講演とシンポジウムは無料で午後2時から。申し込み、問い合わせは「松本・義仲復権の会」(電話090・1608・4470)へ。
【写真説明】 朝日小学校を訪れ、義仲ゆかりの史跡や伝承を紹介する地図を贈った「松本・義仲復権の会」の会員(右)=2月
▼県松本勤労者福祉センターの地図 |
(10年3月10日掲載)