平成中村座まつもと大歌舞伎 7月「佐倉義民伝」上演
松本市は4日、2008年の初演以来2年ぶりの開催となる「平成中村座 信州まつもと大歌舞伎」の概要を発表した。演目は、江戸時代の百姓一揆を描いた「佐倉義民伝」で、平成中村座による上演は初めて。7月2~8日の7日間、市内のまつもと市民芸術館で計11公演を予定している。
「佐倉義民伝」は、下総国印旛郡佐倉(現千葉県佐倉市)を舞台に、過酷な年貢の取り立てに苦しむ農民のため、死罪を覚悟で将軍に直訴しようとする名主、佐倉宗吾郎の活躍を描いた人情劇。前回に引き続き、座長の中村勘三郎さんをはじめ人気歌舞伎俳優が出演する予定だ。同館芸術監督の串田和美さんが演出を担当する。
松本市は昨年12月、松本商工会議所、市教育文化振興財団、信濃毎日新聞社などとともに、同歌舞伎実行委員会(会長・井上保松本商議所会頭)を設立。チケット販売のほか、公演会場で特産品を販売する「縁日」や、信州の百姓一揆の歴史を紹介するイベントなどの関連事業も企画している。
菅谷昭市長は4日の記者会見で「街の活性化につながり、市民が歴史や伝統を学べる事業として、『信州まつもと大歌舞伎』を盛り上げていきたい」と話した。
チケットは4月上旬から市民を対象に先行販売、5月上旬からは一般への販売を始める予定だ。
▼まつもと市民芸術館の地図 |
(10年2月 5日掲載)