酸味さわやかルバーブソフト 富士見のスキー場で人気
富士見町開発公社が運営するスキー場「富士見パノラマリゾート」でこの冬から販売している「ルバーブソフトクリーム」が人気だ。町内産のルバーブを使い、担当者が2年越しで試行錯誤して完成させた自信作。ルバーブの程よい酸味に加え、葉柄(ようへい)の色合いを生かしたピンク色の外見は女性や子どもたちに好評だ。
ルバーブは、フキに似たシベリア原産の植物で、町内で特産化を目指す動きがある。葉柄の赤い部分を煮て、ジャムなどにして食べる。同スキー場のレストランで20年余、調理・飲食分野を担当している名取貞徳さん(42)が08年夏、ソフトクリームにルバーブジャムをかけて食べた際に「甘味と酸味がよく合う」と気付き、商品化の研究を開始。酸味を生かそうと、ペースト状のルバーブを混ぜたソフトクリームを考案した。
だが、実際に作ってみると、ルバーブに豊富に含まれる繊維質がクリームを搾り出す機械に詰まったり、ルバーブと合わせるとクリームの乳成分が固まったりと失敗。「一時はあきらめかけた」という名取さんだが、アイスクリーム店を営む友人から助言も受け、ペーストをさらに細かくしたり、クリームの乳成分を抑えたりと試行錯誤し、昨年秋に完成させた。昨年12月23日から1個350円で販売している。
ルバーブは、公社が地元農家から借りている畑で無農薬栽培したものを使い、きれいなピンク色を出そうと、支配人ら管理職も含めたスタッフが葉柄の青い部分や虫食いの部分も丁寧に取り除いている。
スキーで体が温まった後、屋内で食べる人が多いといい、名取さんは「苦労して作ったかいがあった。今後はスキーシーズン以外でも売り出すので、ぜひ多くの方に味わってほしい」と話している。
【写真説明】ルバーブソフトクリームを作る名取さん。「さわやかな酸味は運動後に最適です」
▼富士見パノラマリゾートの地図 |
(10年1月27日掲載)