歌会始と深いかかわり 松本で窪田空穂の軌跡紹介
松本市和田の窪田空穂記念館は、特別展示「歌会始と空穂」を開いている。14日、皇居で行われた「歌会始の儀」で、同市出身の歌人・窪田空穂(1877~1967年)に師事していた歌人武川忠一さん(90)=諏訪市出身=の歌が披露されたのに合わせ、歌会始と深いかかわりを持つ空穂の軌跡を紹介しよう-と企画した。3月7日まで。
空穂は1947(昭和22)年から10年間は歌の選者を、57年は天皇陛下に特別に招かれる召人(めしうど)を務め、歌を詠んだ。展示では、宮内庁に歌を提出する際、下書きとして書いたとみられる直筆の歌など計約20点を展示。「春山」という題に対し「空渡る日にともなひて照り移るかすみあまねき信濃山なみ」と、ふるさとの自然を詠んだ歌などが並んでいる。
下書きには、一文字抜けたまま書いてしまった歌など、書き損じの跡も。館長の小松源一郎さん(66)は「空穂が熱心に書いている様子が想像され、より親しみがわくと思う」と話している。
午前9時~午後5時(月曜休館)。一般300円、中学生以下は無料。問い合わせは同館(電話0263・48・3440)へ。
【写真説明】窪田空穂直筆の歌などが並ぶ特別展
▼窪田空穂記念館の地図 |
(10年1月16日掲載)