おいしさ工夫、焼き芋販売好評 伊那の知的障害者施設
伊那市西箕輪の知的障害者通所授産施設「アンサンブル伊那」が、施設駐車場の一角で毎年秋から春にかけて売る焼き芋が好評だ。利用者の技術を生かし、工賃アップにつなげようと2005年秋に開始。繰り返し訪れる客がいるなど、地域住民とのつながりも生まれている。
昨秋以降は利用者の沖村貴行さん(30)、職員の赤羽夏輝さん(23)らが芋を焼く作業や販売を担当。燃料のまきは利用者約15人が割り、芋を入れる袋は新聞紙で手作りしている。芋が乾かないよう、水に浸したキッチンペーパーを巻いてから焼くほか、甘みが強いとされる品種に変えるなど試行錯誤を重ねてきた。
沖村さんは「地道な仕事だが、お客さんが買いに来てくれると励みになる」。小椋年男理事長(59)は「障害のある人たちを地域で自然に受け入れてほしい」と期待する。
県障害者自立支援課によると、雇用を前提としない県内障害者施設の利用者が受け取る工賃の平均月額は1万771円(08年度)。焼き芋販売のかいもあり、同施設の平均月額は約2万5千円という。
1本200円で、3月末までの午前11時~午後5時に売る。日、月曜日定休。問い合わせは同施設(電話0265・71・8622)へ。
【写真説明】焼き芋を売る(左から)利用者の沖村さんと職員の赤羽さん
(10年1月 9日掲載)