市田柿、高森から全国へ 天候不順乗り越え集出荷作業
高森町山吹のみなみ信州農協「柿の里」で3日、特産の干し柿「市田柿」の集出荷作業が始まった=写真。同農協によると、11月に降雨が多かった影響などで、干し柿の乾燥が例年より遅れ気味。集荷した市田柿を重さや品質で選別し、丁寧に包装するなどして出荷していった。
この日は、飯田下伊那地方の生産農家が手掛けた計約800キロが持ち込まれた。作業員たちは、表面の白い粉の吹き方や、しわの状態なども一つずつ確認しながら選別していった。品質と用途に応じて、きれいな化粧箱に入れて包装される商品も。同施設では来年1月末までに、全国に約330トンを出荷する予定だ。
同農協によると、今季の飯伊地方全体の出荷量は、4月末の凍霜害などの影響で前年度を約12%下回る計1300トン余の見込み。施設を管理する細田英治・生産部販売2課長(51)は「天候不順で各種果物の収量も減り、最後のとりでが干し柿。何とか農家の助けになりたい」と話していた。
(09年12月 4日掲載)