カンボジアの織物紹介 上田・信大繊維学部で講演会

5月25日

 信大繊維学部(上田市)は、カンボジアの伝統的な絹織物の復興に同国で取り組む「クメール伝統織物研究所」代表の森本喜久男さん=京都府出身=の講演会「ゴールデンシルクに魅せられて」を25日に同学部で開き、一般にも公開する。こうした機会は同学部では珍しいといい、来場を呼び掛けている。

 同学部の藤松仁教授などによると、森本さんは1948年生まれ。30代で初めて訪れたタイの博物館で、カンボジアの織物に出合ったという。タイでの手織物や染色の調査研究などを経て、カンボジアで伝統養蚕の復興プロジェクトを単独で始め、96年に研究所を設立した。

 講演では、その輝きから「ゴールデンシルク」とも形容される、カンボジアの在来種の蚕が吐く黄色い糸を主題に据える。カンボジアでの「絹絣(かすり)」の伝統技法や性質、二十数年におよぶ内戦により衰退した歴史などのほか、森本さんや研究所の活動なども取り上げる予定。

 講演会は、森本さんが研究所の製品のアピールで日本を訪れることを受け、国内で唯一の繊維学部に照会があり、急きょ企画した。藤松教授は「国外の養蚕や蚕糸に触れられる貴重な機会。学生はもちろん、多くの人に聞いてほしい」としている。

 入場無料。総合研究棟7階で、午後3時から。

▼信大繊維学部の地図

(09年5月16日掲載)

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