安曇族に思いはせ…砂まき神事 穂高神社、大遷宮祭

 
2009050404.jpg

 20年に一度の大遷宮祭が開かれている穂高神社(安曇野市)で3日、福岡市・志賀島の海岸の砂を本殿前にまく「玄海の砂持ち神事」があった。穂高神社は、北九州に栄えた安曇族の祖、穂高見命(みのみこと)を主神として祭っており、安曇族のルーツを知り、志賀島とのきずなを深めてもらうための神事。仮殿に移ったご神体が、新しく建てた本殿に遷座する前に、本殿を清める意味もある。

 同神社が、7年前に開いた小遷宮祭から始めた。今回、志賀島から運んだ砂は4トントラック1台分。参拝客は、大遷宮祭と小遷宮祭の時だけ入れる本殿前の斎庭(ゆにわ)で、3つの本殿の周りに砂をまき、お清めをした。

 神事に参加した静岡県沼津市から訪れた鈴木通敬さん(63)は「若い嫁さんをもらったので、長生きしようと思って清めた」と話していた。

 大遷宮祭では9日午前3時から、ご神体を本殿に移す「遷座祭」がある。

【写真説明】志賀島の海岸の砂を本殿前にまく参拝者

(09年5月 4日掲載)

最新の記事(15本)