「桑の実ジャム」観光客に人気 松本で販売を本格化
松本商工会議所四賀支所(松本市会田)が、松本市四賀地区産の桑の実を使った「信州桑の実ジャム」の販売を本格化させている。旧四賀村商工会が2004年から特産化に取り組んだ事業。これまで四賀地区内での需要が主流だったが、「土産物として需要がある」と判断、販路を観光客向けに変更して人気を呼んでいる。
松本商工会議所(同市)と同商工会は今年4月に統合。統合時、ジャムは販売不振が続き、商工会内には事業廃止の意見もあったが、商議所が「地域独自の商品として売り込める」と継続を決めた。
ジャムは1個140グラム入りで、税込み580円。土産物を前面に打ち出す戦略をとり、金色のふたなどで高級感を出して観光業者に売り込んだ。駅売店の運営会社や市内の百貨店を新しく取引先に開拓。今年生産分の1300個はすべて、小売店への納品が決まった。
桑の実は、6月下旬に農家6戸の畑で約200キロを収穫。飯田市内の加工会社と南安曇農業高校(安曇野市)が加工した。来年以降は増産を検討しており、「放置された桑畑の再生にもつなげたい」としている。
「商議所のネットワークを生かした戦略が成功した。統合の成功例と言える」と松本商議所。今後は奈川地区の「とうじそば」などを売り出す計画だ。
【写真説明】松本駅内のコンビニエンスストアで販売されている「信州桑の実ジャム」
(07年7月31日掲載)