特区の白馬で「どぶろく」完成 試飲会に40人
どぶろく特区の認定を受けている白馬村で、同特例による村内初の酒造免許を同村新田の民宿経営吉沢篤さん(63)がこのほど取得し、17日夜、初めて造った自家製どぶろくの試飲会が村多目的研修施設で開かれた。約40人が杯を重ねて完成を祝った。
同特区では、民宿を営む農家などが自家栽培の米でどぶろくを製造した場合、最低製造数量基準(年間6000リットル)の規制を受けない。村は2005年11月に認定されており、吉沢さんは今年4月に大町税務署から免許を取得。6月30日に仕込み、約2週間で25リットルほどを完成させた。
試飲会では吉沢さんが、観光業と農業の活性化を目指し有志らと製造に取り組み始めた経緯などを報告。大町市の酒造会社を4月に退職し、吉沢さんを指導した小谷村中土の杜氏(とうじ)丸山陸栄さん(69)は「吉沢さんに信頼してもらいいいどぶろくができた」と製造を振り返った。
味わった出席者は「最後に口の中に残らないさわやかな味わい」「素朴で山菜料理によく合う」と好評価。吉沢さんは「やっとここまでこぎつけた」とほっとした表情だった。秋に2度目の仕込みをして宿泊客らに味わってもらうという。
【写真説明】どぶろくを出席者に振る舞う吉沢篤さん(左)と丸山陸栄さん
(07年7月19日掲載)