地元食材で四季の薬膳 丸子温泉郷の新たな魅力に

4月から一部で提供
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 上田市丸子温泉郷の旅館のおかみらでつくる女性グループ「内村っ娘(こ)の会」(長岡和恵会長)が、地域の旬の食材を使った「口福御膳(こうふくごぜん)」を考案した。健康によいとされる薬用ニンジンなどを使い、口にすると福が来るとの意味を込めた。四季それぞれに13品を用意。4月から一部の旅館や飲食店が、その中から選んで実際に提供する。

 丸子温泉郷は鹿教湯、大塩、霊泉寺の各温泉から成る。鹿教湯温泉調理師会が前菜、煮物、水菓子などの料理を検討。冬のメニューの一つ「温泉しゃぶしゃぶ」は、源泉の湯と丸子の名産だった薬用ニンジンで作ったスープに肉や野菜をくぐらせる。骨付きで焼いたヤマメのお茶漬け、薬用ニンジンとゴボウ、ミツバのかき揚げ、キノコが入った豆乳汁などもある。

 薬膳(やくぜん)料理研究家の新倉久美子さん(東京)が、食材の効能を示した献立表を作成。例えばしゃぶしゃぶの薬味の大根は「消化促進」などと説明している。各旅館や飲食店でPRに使う。

 丸子温泉郷には旅館が約40軒あり、今後、会員以外にもメニューの品を採用してもらうよう呼びかけていく。

 内村っ娘の会は3年前から、新倉さんを招いて勉強。郷土の家庭料理を冊子にまとめたのをきっかけに、口福御膳の考案に取り組んだ。同調理師会長の片桐道彦さん(45)は「今は健康ブーム。温泉地の魅力になるはず」と期待。内村っ娘の会の斉藤繁子さん(63)は「地域の食材を使って振興につなげたい」と張り切っている。

【写真説明】温泉の湯と薬用ニンジンで作ったスープ(右上)を使うしゃぶしゃぶなどが並ぶ「口福御膳」の冬のメニュー

▼丸子温泉郷の地図

(07年1月25日掲載)

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