障害ある人も飲み歩き楽しんで 長野で20・27日催し

2018/06/12 10:06
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 長野市街地で飲み歩きを楽しんでもらう催しの実行委員会が、長野駅周辺で開く「駅前バル」(20日)や権堂町での「ごんバル」(27日)に向け、障害のある人への参加の呼び掛けに力を入れている。各店で車椅子で出入りできるか―といった設備面を確かめた他、筆談などによる受け入れ態勢を準備。必要な人に同行してもらうボランティアも募っている。

 権堂町で飲食店を営む実行委員長の村松博樹さん(56)が、障害に理解のある店を登録する独自制度を検討している「やさしいお店プロジェクト」に関わっており、初めて企画した。登録制度は、バリアフリー化などのハード面だけでなく、状況に応じて寄り添って対応してくれるか―といった姿勢を重視する方針で、村松さんは催しを通じて「店側が接客を見直すきっかけにもしたい」という。

 参加店は計65店。5月に村松さんらが全店を回り、入り口に車椅子が通れる80センチ以上の幅があるかや、段差の有無を確認。希望者から問い合わせがあれば、現状を答えられるようにした。実行委は各店に、聴覚障害のある人に接客する際に使う筆談用の紙や筆記具を用意することや、状況に応じて電動車椅子の充電用にコンセントを貸し出すことなどを求めた。

 プロジェクトの会長で市聴覚障害者センター「デフネットながの」の相談員、吉池隆幸さん(56)は各店に、特別な配慮ではなく「求められたら対応する姿勢」を求める。プロジェクトは催し後、参加店の対応や課題を、登録制度の基準などの検討に生かす。

 ボランティアには、障害のある人の移動などを手伝いながら一緒に飲み歩いてもらう。自分の飲食分は自費。問い合わせは、各店の設備やボランティアについては、プロジェクト事務局の社会福祉法人「森と木」(電話026・262・1110)、催しについては実行委(電話080・4127・7950)へ。

写真説明:飲食店の入り口の幅を測り、車椅子が出入りできるかを確かめる(右から)吉池さん、村松さんら=長野市権堂町

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