映画「忍びの国」案内します 富士見ロケ地ツアー企画

2018/06/05 10:16

 映画のロケの誘致や撮影支援をしている「諏訪圏フィルムコミッション」(諏訪市)などは、映画「忍びの国」を撮影した富士見町のロケ地を巡る有料ツアーを初めて実施する。映画は、人気アイドルグループ「嵐」の大野智さんの主演で昨年7月に公開された。その後、「ロケ地を訪ねてみたい」という声が同コミッションなどに多く寄せられたといい、「ファンの期待に応えたい」と企画。今年夏から秋にかけて行う見通しだ。

 富士見町では、大野さん演じる主人公と敵の武将の戦闘シーンを草原が広がる「中学林(なかがくりん)」で撮影。戦いから逃げようとする主人公が妻の説得で戻るシーンを「おとぎ峠」で、忍術を駆使して織田信長軍と戦うシーンを「馬野口」でそれぞれ撮影した。

 中学林を管理する同町の富士見高原リゾートには、「どこで撮影したのか」「見てみたい」といった問い合わせが50件近く寄せられた。撮影に協力した地元ボランティアらが、これまでに100人ほどを案内したという。

 同コミッションの宮坂洋介さん(39)によると、大野さんの熱狂的なファンからの問い合わせが多く、「諏訪地方を舞台にした映画は多数あるが、これほどの反応は初めて」。ツアーの詳細は未定だが、ロケ地以外を巡ったり、地元の野菜を使った料理を食べたりすることも検討している。「映画に興味を持ってもらったことを機に、諏訪地方の豊かな自然や魅力も知ってもらえるツアーにしたい」としている。

 中学林は大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設が計画されており、富士見高原リゾートによると来年には工事が始まる予定だ。ロケを支援した同社の藤田然(ぜん)さん(42)は「映画の中の風景を見られるのは今年が最後かもしれない。中学林で撮影された他作品のロケ地ツアーも実施できればうれしい」と話している。

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