維新の激動、史料でひもとく 高遠で企画展

2018/03/14 10:59
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 伊那市高遠町歴史博物館で、明治維新から今年で150年になるのにちなんだ企画展「維新の激動と伊那・高遠の人々」が開かれている。幕末から明治初期までの激動の時代を過ごした地域の人たちの姿と高遠藩内藤家を、地元に伝わる史料約40点からひもとく。6月17日まで。

 維新の発端となった黒船来航の衝撃を伝える史料として、元藩士の家に伝わる瓦版「外国船ノ図」を展示。合わせて、黒船来航後、江戸の内藤家屋敷に送られたものと同じ型の甲冑(かっちゅう)も並べた。

 高遠藩は戊辰(ぼしん)戦争(1868〜69年)に新政府軍として参加。幕末期の高遠の画家池上秀花(しゅうか)が、城内に帰ってくる藩士の様子を描いた「戊辰戦帰城の図」を展示した。実際に戦で使用され、銃弾が貫通している陣がさは、戦の様子を物語る。

 展示会場の一角には、藩校の進徳館や私塾の「読書楼(どくしょろう)」にまつわる史料もある。同博物館の笠原千俊館長(64)は「地域の人々が大きな変革を乗り越え、新しい世の中に突入する際の支えになったのは高遠藩の教育機関だったことを知ってほしい」と話している。

 午前9時〜午後5時。4月を除く月曜と3月22日は休館。問い合わせは同博物館(電話0265・94・4444)へ。

写真説明:幕末に高遠藩兵が使った銃や戊辰戦争で使用された陣がさが展示されている会場

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