上田で考える自然と共生 23日から「ガイア街中映画祭」

2018/02/16 10:28
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 映画や音楽を通じ、自然との共生について考える「ガイア街中映画祭」が23日から3日間、上田市中心部の民営文化施設「犀(さい)の角(つの)」で始まる。市民有志らが企画。自然や環境問題について問い掛けるドキュメンタリー映画「地球交響曲(ガイアシンフォニー)第八番」の上映や、東日本大震災の津波で流された木材などで作ったバイオリンを使った演奏がある。

 地球交響曲は、元NHKディレクターでドキュメンタリー監督の龍村仁さんが製作し、1992年から上映を始めた。第一番から第八番まであり、地球を一つの生命体として捉え、環境や自然に携わる人物の活動を紹介する。

 第八番は東日本大震災の発生後、人間と自然がどう共生すべきか問い掛けようと製作。数百年以上を生き、他の生命も支える「樹」をテーマに、バイオリン修復・製作者の中沢宗幸さんや宮城県気仙沼市で植樹運動を続けるカキ養殖業の畠山重篤さんらを取り上げている。

 中沢さんの工房が妻きみ子さんの出身地の上田市にあることから、市内で映画祭を開くことになった。中沢さんは震災の教訓を忘れないために―と、震災で出た流木などで作ったバイオリンをリレー形式で千人が演奏する「千の音色でつなぐ絆」という活動を続けている。映画祭でも、同じバイオリンを使った演奏をきみ子さんが披露する。

 他にも、龍村さんとの懇親会、世界で初めて人工がん発生に成功した上田市出身の医学者山極勝三郎博士の生涯を描いた映画「うさぎ追いし―山極勝三郎物語」の上映もある。実行委員長の島田基正さんは「地球は一つの生命体であり、命はつながっているという意識を共有したい」としている。

 映画祭のチケット予約は犀の角(電話0268・71・5221)へ。

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