チャペック原作の「白い病気」、魅力を紹介

2018/01/28 09:39
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 松本市のまつもと市民芸術館は27日、2月23〜28日に上演するチェコの劇作家カレル・チャペック(1890〜1938年)原作の音楽劇「白い病気」について解説するイベントを同館で開いた。チェコの文化紹介サイト「チェコ蔵」を主宰する同国出身の早稲田大演劇博物館招聘(しょうへい)研究員ペトル・ホリーさん(45)が、参加者約30人に作品の背景や見どころを紹介した=写真。

 ホリーさんは、チャペックが権力や戦争をテーマした作品を次々と発表した劇作家だったと説明。1937年に「白い病気」が首都プラハで初演された当時はナチス・ドイツが勢力を拡大しており、ナチスへの批判を込めて迫害対象だったユダヤ人を主役に起用したことなどは「危険な賭けだった」と話した。

 「白い病気」は体に無数の白い斑点ができる架空の感染症を巡る物語。同芸術館実験劇場での上演は、同館の串田和美芸術監督が脚色、演出を手掛け、市民コーラスも出演する。ホリーさんは「悲劇的な物語だが、串田さんによって楽しい演出になることを期待したい」と話していた。

 公演についての問い合わせは同芸術館(電話0263・33・3800)へ。

写真説明:音楽劇「白い病気」の見どころなどを紹介するペトル・ホリーさん

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