縁起物「立春大吉豆腐」販売へ 伊那・高遠町の豆腐店

2018/01/26 11:43
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 伊那市高遠町山室で青木智さん(38)、春奈さん(37)夫妻が営む豆腐店「まめや」が、白い豆腐を食べると縁起が良い―との言い伝えにちなんで、立春の2月4日に「立春大吉豆腐」を販売する。今年は、地元の山室で育った大豆を使用。智さんは「丹精した大豆のおいしさを味わってほしい」と話している。

 まめやの豆腐は、泡を抑える添加物を使わず、まきをくべたかまどで煮る昔ながらの製法。手間はかかるが、智さんは「出来上がりのおいしさが違う」と話す。大豆は甘みの強さが特徴の「ギンレイ」を使い、完成した豆腐は、豆の味わいや甘みをしっかりと感じられる。

 立春大吉豆腐の販売は、店を2008年に開いて以来の恒例行事。今年は、店の近くで子どもの共同生活塾を運営する「フリーキッズ・ヴィレッジ」理事の八坂鉄一さん(73)が作った大豆を使う。無農薬、無肥料で育て、約1カ月かけて良い豆を選別。八坂さんは「無農薬の大切さも知ってほしい」と話す。

 通常の豆腐作りでは、収穫後しばらくたった大豆を使うことが多いが、「フレッシュでおいしい大豆を味わってほしい」(智さん)と、昨年秋に収穫した大豆を使用する。

 まめやの豆腐作りは週3日。すりつぶした豆を釜に入れ、煮る作業をする。搾った豆乳の温度が決め手で「1度下がるだけで出来が変わり、冬の作業は特に大変」と話す。立春大吉豆腐は2月3日に作り始め、90丁ほどを用意する。春奈さんは油揚げと厚揚げ作りを担当する。

 立春大吉豆腐の木綿豆腐は正午から、伊那市日影の井田屋酒店前で販売する。税込み500円。予約は31日までに、まめや(電話0265・96・7710)で受け付ける。

写真説明:木綿豆腐をパック詰めする青木さん

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