作家と鑑賞者が交わる「時」 茅野市美術館が収蔵品展

2018/01/18 11:00
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 茅野市美術館は、諏訪地方ゆかりの作家ら13人による絵や彫刻、写真などの収蔵作品展「移りゆく時の中に」を開いている。「時」をテーマに30点を選んだ。学芸員の前田忠史さん(45)は「作家と鑑賞者の時が交わる場。作品に託された思いを感じてほしい」と話している。

 同市出身の日本画家、岩波昭彦さん(51)=千葉県=の「ラッシュ・アワー」は、乗用車やバスで混雑した通勤時間帯のニューヨークの街並みが題材。茅野市蓼科高原にアトリエがあり、昨年末に亡くなった武蔵野美術大名誉教授、松樹路人(まつきろじん)さんの油彩画「去りゆく夏に静かな対話」は、八ケ岳連峰が見える場所で向き合って会話する松樹さん夫妻の姿を、等身大に近い大きさで描いている。

 ベトナム戦争を取材した岡谷市出身の写真家、中村梧郎さんが撮影した戦死者の遺族の写真もある。

 4月8日まで(火曜休み)で、無料。来館者と学芸員が作品の印象などを語り合う「ギャラリーツアー」を開く予定で、親子対象は2月12日午後2時から、一般対象は3月18日午前11時から。問い合わせは同館(電話82・8222)へ。

写真説明:「時」をテーマとした絵画や写真など30点が並ぶ展示会場

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