障害者のアートを体験 作品展に合わせて講座開催

2018/01/14 09:53

 障害者の美術作品を題材にしたワークショップ(体験型講習会)が13日、佐久市立近代美術館で開かれた。同美術館で2月4日まで開いている、県内の障害者による美術作品展「ザワメキアート展2017」の一環。佐久市などから13人が参加し、入賞者のデザインを基に、木製のバッジ作りに挑戦した。

 題材にしたのは上田市の臼井明夫さん(78)の絵で、本人も同席した。中心に描いた茎から、ピンクやオレンジの鮮やかな花柄を拡散させるように細かくいくつも描いている。この日は直径約5センチの木製バッジを用意。同展審査員の版画家、田嶋健さん(44)=佐久市=が臼井さんが描いた花などの模様をまねた線を描き、参加者が色を塗った。

 参加者は水彩絵の具を好みの色に調合。「花の模様がかわいい」などと言いながら、バッジに色を重ねた。仕上がったバッジは、花の茎を描いた板に貼り付け、臼井さんの作品と並べて鑑賞した。

 「実際に配置してみると、臼井さんは構成をよく練って描いていることが分かった」と田嶋さん。小海町のパート従業員新井香さん(39)は「出展した人に会ってみたくて参加した」。臼井さんが絵について語ることはなかったが、「自分の中に作品のような世界が広がっているのかもしれない」と話していた。

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