山村浩二さんの世界触れて 岡谷の童画館と映画館連携

2018/01/12 11:06
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 岡谷市のイルフ童画館で19日、世界的なアニメーション作家で絵本作家の山村浩二さんの絵本原画展が始まる。近くの映画館「岡谷スカラ座」が連携し、2月22〜28日に山村さんの短編アニメーション集を上映。二つの施設は市中心部にあり、作品展を通して協力するのは2009年以来。作品を多角的に味わうことができ、誘客にも役立つ相乗効果を期待している。

 山村さんは、今にも動きだしそうに見える緻密な手描き作品が特徴。アニメ作品「頭山(あたまやま)」が03年の米アカデミー賞短編アニメ部門にノミネートされ、フランスの国際アニメーション映画祭では最高賞を獲得した。今回はこれまでに発表した絵本から原画160点を展示。擬人化した野菜や菓子を描いた作品が並ぶ予定だ。

 スカラ座は、09年12月に絵本作家モーリス・センダックさんの作品を実写化した映画「かいじゅうたちのいるところ」の試写会を開催。センダックさんの原画が日本で最も多く童画館にあることにちなんだ。今回の上映は、同館が「映像や音響など充実した設備で楽しんでほしい」と、アニメ作品の上映をスカラ座に持ち掛けた。料金は今後決める。

 短編アニメーション集は、山村さんがヘンデルやエリック・サティの曲、古事記などをテーマにした短編9本をまとめた54分の作品。スカラ座支配人の松下京一さん(36)は「関心を集めるコラボレーションで、大勢に作品に触れてほしい」と話している。

 童画館の原画展は3月26日まで。学芸員の斎藤正恵さん(32)は「原画とアニメーションの両方を楽しんでもらい、街の活性化にもつなげたい」としている。2月24日午後2時から同館で山村さんのトークイベントがある。一般500円、中高生300円、小学生150円。

写真説明:原画を展示する山村さんの絵本について解説するイルフ童画館の斎藤さん

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