飯伊ゆかり 若手芸術家の「若造展」

2018/01/08 09:55
ODEK2018010800928301.jpg

 飯田下伊那地方ゆかりの若手芸術家の作品が集う「第5回若造展」(信濃毎日新聞社など後援)が、飯田市の県飯田創造館で21日まで開かれている。若手の発表の場に―と同館が2014年から主催。絵画や彫刻、書道など、みずみずしい感性で手掛けた78点の意欲作が並ぶ。

 若い来場者から人気を集めるのは、魚のチンアナゴをモチーフにした「太郎」(前島咲さん作)。フェルトで作った愛くるしいチンアナゴが無数の穴から顔をのぞかせ、自由に触ることができる。

 「劣情に燃ゆ」は、16分間の映像作品。若造展運営メンバーの1人で画家の上林泰平さん(31)=下伊那郡高森町=が、半年かけて描いた100号の人物画を燃やす様子を流している。上林さんは取材に、黒を基調とした絵を赤い炎が覆うことで一瞬の美を切り出し、「何かが足りないと思っていた作品がまとまり、すっきりした」と話した。

 今回の若造展は、出品者の幅をさらに広げるために年齢制限を下げて作品を公募。過去最多となる16〜53歳の44人が出品した。県信濃美術館(長野市)の学芸課長を招いて展示方法の助言も受け、来場者から「見やすい」と好評。創造館館長の熊谷和史さん(61)は「若さ故にできる作品もありバリエーションに富んでいる。非常に面白くなった」と話していた。

 入場無料。水曜休館。14、21日の午後1時からは出品者のギャラリートークがある。

写真説明:みずみずしい発想の絵画や彫刻が並ぶ若造展。手前はチンアナゴをモチーフにした作品「太郎」

北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ