松本「あめ市」で福を 本番を前に歴史紹介展

2018/01/05 09:54
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 松本市の中心市街地で13〜14日に開く「あめ市」の歴史を紹介する企画展が4日、松本市時計博物館で始まった。あめ市で用いられていた七福神が乗った木製の宝船を紹介する写真や、大黒天など福の神を題材とした「松本押絵雛(おしえびな)」などの縁起物を展示。名物の伝統行事の雰囲気を盛り上げている。28日まで。

 あめ市は毎年1月の第2土日曜日に同市の中心市街地で開く。戦国時代に越後の上杉謙信が甲斐の武田信玄に塩を送ったという故事にちなんで開かれた「塩市」が由来とされる。縁起物の「福あめ」の販売や、上杉方と武田方に分かれて綱を引く「塩取合戦」などが行われる。

 同館はあめ市を紹介する企画展を毎年切り口を変えて1月に開いており、今年は福の神にスポットを当てた。福の神をかたどった松本押絵雛や、中野市の郷土玩具「中野土人形(土びな)」を計18体展示。同館の竹内祥泰主査は「あめ市では縁起物が大切にされてきた。松本押絵雛などを見て、福を授かってもらいたい」としている。

 みこしを運ぶ様子など街のにぎわいが描かれた江戸期の絵巻を紹介するパネルや、近江国(現在の滋賀県)の商人が奉納したという「金灯籠」なども並ぶ。午前9時〜午後5時(入館は午後4時半まで)。無料(常設展は入館料が必要)。

写真説明:大黒天など福の神を題材にした「松本押絵雛」などが並ぶ企画展

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