阿智「夢くるみん」味わい新た 地元食材で手作り

2017/12/21 11:05
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 阿智村春日の多機能型事業所「夢のつばさ」が製造、販売するクルミを使った焼き菓子「夢くるみん」が人気を集めている。10年以上前から作っている看板商品で、4月から約半年間は製造を中止して品質向上のための研究を重ねた。今月上旬、装いを新たに再発売し、これまで以上に地域で愛される菓子になってほしい―と期待を込めている。

 夢くるみんは、クルミを蜂蜜で煮詰め、クッキー生地で包んだ菓子。しっとりと焼き上げてあり、頬張ると、1個につき五つは入っているというクルミの香りが口いっぱいに広がる。クルミは主に阿智村産、蜂蜜は伊那谷産、小麦粉は県内産と、地元食材にもこだわっている。

 夢のつばさは2005年の開設当初、他にも多くのケーキや菓子パンを製造していたが、コンビニエンスストアなどで安価なおいしい菓子やパンが出回り、太刀打ちが困難に。そこで「地元食材」「手作り」をキーワードに、夢くるみんの製造販売を強化することにした。05年当初は2千個ほどだった売り上げは、昨年は8千個にまで伸びた。

 看板商品に育ったものの、購入客から「食べる時にクッキーがぽろぽろとこぼれてしまう」などの意見があり、商品を見直すことにした。「正直、看板商品を半年間休むのには勇気が要りました」と所長の原正秋さん(62)。それでも、買ってくれた人の満足度を高めたいと、事業所の職員たちで試作を重ねた。

 生地を練る作業をこれまでの1回から3回に増やし、きめを細かくしたことで、クッキーがしっとりとして食べる時にこぼれにくくなった。パッケージも、クルミの色合いや絵柄を加えて新調した。

 原さんは「夢くるみんは手作業が多く、手間や時間がかかる分、愛情のこもった商品。地域で愛され、将来的に施設の利用者たちの賃金向上につながればいい」と話す。

 1個194円。6個入りは1280円、12個入りは2500円(ともに箱代込み)。夢のつばさと村内のショッピングセンター・ピアの「喫茶ふらっとホッと」で販売。問い合わせは夢のつばさ(電話0265・43・3737)へ。

写真説明:クルミが詰まった焼き菓子「夢くるみん」。生地のきめを細かくして食べやすくした

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