鴻山と親交、象山や北斎の娘 小布施の記念館で特別展

2017/12/12 10:33
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 小布施町の豪農商、高井鴻山の書斎などを保存する高井鴻山記念館は、鴻山と親交があった人の作品などを展示した冬季特別展「鴻山と師・知友展」を開いている。幕末の思想家である旧松代藩士、佐久間象山と鴻山が手掛けた作品や、鴻山の絵の師が描いた作品など、約40点を展示している。来年4月18日まで。

 鴻山は、江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎を小布施に招いたことで知られ、佐久間象山などの幕末の志士や文人墨客とも交流があった。特別展では、鴻山が鬼の絵を、象山が漢詩を書いた双幅の掛け軸「除魔画賛(じょまがさん)」を展示。魔よけの神ににらまれ、笛を持って逃げる鬼が描かれている。

 北斎にゆかりある人の作品も展示。北斎の弟子である平松葛斎(かっさい)の「書画揮毫(きごう)図」は、鴻山や小布施の文人たちが集まり、書を通じて交流する様子を描写。北斎の娘、お栄(雅号は応為(おうい))の作品「百合(ゆり)」は、白や赤の淡い色合いで表現されたユリを描いている。

 金田功子館長は「鴻山は交流の幅が広かったことを知ってほしい」と話している。

 午前9時〜午後5時。大人300円、高校生150円、中学生以下は無料。問い合わせは高井鴻山記念館(電話026・247・4049)へ。

写真説明:葛飾北斎の弟子、平松葛斎の「書画揮毫図」(右手前)などを展示した冬季特別展

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