松本のサンふじ 今井恵みの里で傷物箱売り

2017/11/03 10:06
ODEK2017110300904301.jpg

 松本市今井の道の駅「今井恵みの里」は3日、10月23日に県内に最接近した台風21号の影響で傷物になった地産リンゴ「サンふじ」を箱売りする。恵みの里によると、果皮の一部が裂ける「裂果」と呼ばれる被害が出た実で、雨が原因とみられる。味が良くても、単価が安い加工用などに回さざるを得ないため、農家を支援しようと企画。1箱15〜18キロを2500円程度で販売する。

 松本ハイランド農協(本所・松本市)は、台風21号による松本市内のリンゴへの影響を「一部で実が落ちたとの報告はあるが、全体では小規模」と説明。ただ、サンふじの収穫は今後本格化するため、「裂果の報告がこれから出てくる可能性はある」とする。

 恵みの里社長の犬飼公紀さん(71)によると、恵みの里に出荷するリンゴ農家の間では裂果被害が想定よりも多かったため、箱売りを企画。2日に集荷を始め、夜までに約240箱分が集まった。

 この日リンゴを持ち込んだ近くの川上雅久さん(65)は「台風でこれほど裂果したのは数年ぶり。木によっては2、3割の実が裂けている」と話した。犬飼さんは「15〜18キロを加工用に回しても全部で350円前後にしかならない。売り上げは全て集荷した農家に渡したい」としている。

 販売は午前8時半から。リンゴを入れる段ボール箱を持参して購入する。

写真説明:台風21号の影響で裂果被害があったサンふじを運び入れる農家=2日、松本市今井

北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ