松本の宵闇、古書店開く 夜間限定でプレ営業

2017/11/02 10:11
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 松本市城東で19日に本格開業する古書店「books(ブックス)電線の鳥」が、午後6〜9時の夜間限定でプレ営業を始めている。日中の改装工事が終わった時間帯を活用。「宵闇の本屋」と銘打ち、一足先に改装が完了した土間部分のお披露目を兼ねて店を開けている。店主の原山聡矢さん(56)は「気分転換に立ち寄って」と呼び掛けている。

 店は、原山さんが暮らす築約百年という木造住宅のうち、土間約10平方メートルと和室約13平方メートルを利用。「宵闇の本屋」では、ストーブやろうそくを置いた土間の木箱や書棚に、絵本や小説、写真集など多彩な本を並べた。甘酒やコーヒーといった飲み物も販売している。

 原山さんは同市出身で、都内の印刷会社や同市の法律事務所に計約30年間勤務。本は「傍らにいつもある存在」だったといい、大量の新刊本が出て消えていく時代に「もっといろいろな本屋があっていい」と、昨年6月に退職して古書店開業を準備してきた。

 店名の「電線の鳥」は、原山さんの好きなカナダのシンガー・ソングライターの曲名から拝借。店のロゴは、妻でイラストレーターの高田美果さん(60)が手掛けた。「冊数は多くないが、幅広い分野の本が並ぶごった煮のような本棚」を目指すといい、「本の価値を認めて買ってほしい」と、定価より大幅な値引きはしない考えだ。

 宵闇の本屋の「開店日」は不定期で、次回は2〜6日に開く。本格開業後の営業時間は午前11時〜午後6時の予定だが、プレ営業に足を運んだ客からは「勤め帰りに少しぼんやりしていくのにいい。本格開業後も夜に開いて」との声もあるという。

 お薦めの本を寄贈すると、飲み物が1杯無料になる。問い合わせは同店(電話0263・50・9907)へ。

写真説明:「宵闇の本屋」と銘打ち、夜間に古書店をプレオープンしている原山さん

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