昼は社食、夜はレストラン 佐久の工場内にオープン

2017/10/31 11:08
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 佐久市の長土呂工業団地にある工場内に、米国料理のレストラン「RedRocks」(レッドロックス)がオープンした。昼は社員食堂、夜はレストランとして営業。この工場の経営者と米国留学で知り合った縁で同市に移住した阪本仁(ひとし)さん(47)が店を切り盛りする。工場内の設備などを眺めながら食事できるユニークな造りだ。

 開店したのは、金属部品製造「吉田工業」の「佐久平プラント」内で、客席は約40。昼食時は社員食堂で、午後5時半からレストランになる。厚さ4センチのパン生地にチーズやソーセージなどを詰め込んだ米国シカゴで好まれるピザ「ディープ・ディッシュ」(2400円)が自慢の一品。縦70センチ、横3メートルのガラス窓ごしに、工場内を見ることもできる。

 阪本さんは千葉県柏市出身。米国の大学に留学中、吉田工業社長の吉田寧裕(やすひろ)さん(46)と出会い、親交を深めてきた。卒業後、阪本さんは大手宅配ピザチェーンなどに勤務し、静岡県では委託契約でレストランも経営。「いつかは自分の店を」と考えていた。

 知人のつてで適地を探すうち、浅間山や八ケ岳に囲まれた佐久地域の自然を見て感動。物件を探していた阪本さんに、吉田さんが「力になれないか」と声を掛けた。従業員に温かい食事を提供したいと考えていたこともあり、昼は社員食堂、夜に一般向けに営業することが決まった。

 「工場とレストラン。全く違うものを組み合わせる新しい挑戦を成功させたい」と吉田さん。阪本さんは「多くの人が交流する場として、今後はイベントの開催なども考えていく」と張り切っている。

写真説明:店内に立つ吉田さん(左)と阪本さん。右側の窓からは工場内を見ることができる

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