彫刻家細川さん若き日の自画像 諏訪市美術館で特別展示

2017/10/21 10:39
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 諏訪市美術館は、松本市生まれで旧制諏訪中学(現諏訪清陵高校)出身の彫刻家、細川宗英さん(1930〜94年)の常設展示に、普段公開していない収蔵作品と、個人から借りた作品の計9点を特別に展示している。常設展示の作品26点のうち11点を現在、松本市美術館が開催中の細川さんの企画展に貸し出しており、空いた空間を活用した。展示は12月中旬ごろまで。

 9点のうち自画像は、細川さんが旧制諏訪中学在学中の1947(昭和22)年に描いた油絵で、重厚な色使いが芸術家としての素地を感じさせる。細川さんが彫刻家としての地位を確立した後の70年ごろに描いた油絵も、個人から借りて展示。諏訪市美術館によると、この時期の細川さんの油絵は珍しい。仏教で語られる地獄の一つ「鉄鎧(てつがい)地獄」を表現したレリーフもある。

 館内には、諏訪市の高島城公園内にある細川さんの野外彫刻作品「甍(いらか)」の紹介文も掲示。学芸員丸山綾さん(32)は「細川作品は諏訪清陵高校や岡谷湖畔公園にもある。館内の作品と併せて知ってほしい」としている。

 諏訪市美術館と松本市美術館、細川さんの野外彫刻を展示する美ケ原高原美術館(上田市)は、松本市美術館の企画展(11月26日まで)に合わせて、入館料の相互割引を実施。入場券の半券を他の2館で示すと割引が得られる。

写真説明:諏訪市美術館で特別展示している細川さんの作品。17歳で描いた自画像(右)などが新たに並ぶ

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