秋の夜長、イシグロ作品を 松本市中央図書館特設展示

2017/10/18 10:32
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 秋の夜長はノーベル賞作家とともに―。長崎市生まれの英国人小説家カズオ・イシグロさんのノーベル文学賞受賞を受け、松本市中央図書館が特設コーナーを設け、イシグロさんやイシグロさんの作品を翻訳した松本市出身の翻訳家土屋政雄さんの作品を紹介している。松本市内にある11の図書館には、所蔵するイシグロさんの9作品31点に対し、200件余の予約が舞い込んでいる。

 コーナーではイシグロさんと土屋さんの略歴を紹介。イシグロさんが1989年、英国の文学賞「ブッカー賞」を受賞した際の信濃毎日新聞の記事などもパネル展示した。イシグロさんの作品はすべて貸し出し中のため、代表作「日の名残り」と「わたしを離さないで」の表紙を印刷して飾った。イシグロ作品以外の土屋さんの翻訳本は「エデンの東」など10冊ほどを並べている。

 桐原美絵さん(35)=松本市入山辺=は「わたしを離さないで」を以前、映画で鑑賞。受賞を機に本をきちんと読もうとコーナーに足を止めた。本は貸し出し中だったが「予約しようと思う」と話した。

 中央図書館では毎月テーマを変えるコーナーが六つあり、今回は「手紙」をテーマにしたコーナーを別の場所に移動させてのイシグロさん関連の作品紹介となる。担当する司書の石原萌さん(25)は「外国の作品が苦手な人もいると思うが、受賞をきっかけに挑戦して読書の幅を広げてほしい」と呼び掛けている。特設コーナーは今月末まで。

写真説明:イシグロさんや土屋さんの略歴などを紹介する特設コーナー

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