ツアーは続くよ…旧遠山森林鉄道 ガイド育成へ学習会

2017/10/17 11:40
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 飯田市南信濃の旧遠山森林鉄道(延長30・5キロ)の一部復元に取り組む有志らが21日、11月に開かれる軌道跡のウオーキングツアーを前に住民向けの現地学習会を開く。メンバーにはかつて同鉄道の保線作業に携わった人もいる。実際に軌道跡を歩きながら、国有林の木材搬出などで活躍し、1973(昭和48)年に廃線となった同鉄道の生きた歴史を伝授する。

 ウオーキングツアーは、2005〜13年に住民有志でつくる木沢地区活性化推進協議会が開いていた。県内外の鉄道ファンらを中心に定員を上回る人気ツアーだったが、担い手の高齢化で休止。これを惜しんだ市地域おこし協力隊員の藤木康平さん(28)が昨年、遠山郷(飯田市上村、南信濃)の里山歩きなどを楽しむ「遠山里山倶楽部」の一環として南信州観光公社主催で復活させた。

 21日の学習会は、ツアー定着を目指し、ガイド育成を目的に開く。ツアー本番と同様に山中の軌道跡の片道5・4キロを歩く予定。森林鉄道の周回レール(全長350メートル)と機関車を復元している「夢をつなごう遠山森林鉄道の会」のメンバーで、営林署職員として同鉄道の保線に関わった住民や、ウオーキングコースの解説書を作った同協議会の有志を招いて、地元の若手を中心に歴史やコースの見どころを学ぶ。

 「森林鉄道を伝えてきた地元の人の熱い思いに触れてもらい、魅力を再発見してもらいたい」と藤木さん。「若手がツアーの案内役となることで、地域と参加者の交流が生まれるツアーに育てたい」と意気込んでいる。

 11月11日のツアーは午前7時15分に梨元ていしゃばに集合。この日は、梨元ていしゃばで、夢をつなごう遠山森林鉄道の会がレールなどの整備作業も行うことになっており、住民と参加者とが交流を深める。8日までに申し込む。定員約30人。参加費2千円(軽食、保険代を含む)。

 ツアーの問い合わせは飯田市上村自治振興センター(電話0260・36・2211)へ。

写真説明:旧森林鉄道跡を歩くツアーの出発地点、「梨元ていしゃば」

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