県宝の秘仏、初の一般公開 上田の願行寺、14日2時間

2017/10/03 11:04
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 願行寺(上田市中央2)は14日、今年3月に県宝に指定された同寺所蔵の「銅像阿弥陀如来及び両脇侍立像(りょうわきじりゅうぞう)」を初めて一般公開する。同像は秘仏で、普段は住職も見ることができないという。県宝指定を機に、貴重な本尊を拝観してもらおうと、午後2時から2時間限定で公開を決めた。

 同寺によると、同像は13世紀末に制作され、1625(寛永2)年から秘仏になった。一光三尊が特徴である善光寺式の阿弥陀三尊像で、それぞれの高さは中尊47・5センチ、左脇侍33・2センチ、右脇侍32・2センチ。毎年11月に同寺で開かれる仏に感謝して念仏する行事「十夜法要」の時にのみ、関係者に公開されてきた。

 願行寺の建立時期は不明だが、東信地方の豪族海野氏が海野郷(現東御市本海野)に開いた。その後、上田ゆかりの戦国武将・真田昌幸が上田城近くに移建。1621(元和7)年に焼失し、現在の場所に移ったという。

 同寺住職の藤倉泰弘さん(60)は「今まで公開していなかった秘仏を拝んで、御利益を得てほしい」と話している。拝観無料。写真撮影は禁止。

写真説明:2時間限定で公開される県宝「銅像阿弥陀如来及び両脇侍立像」

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