豪農商・高井家にまつわる企画展 小布施の記念館

2017/09/29 11:02
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 小布施町の豪農商高井家の第11代当主、高井鴻山(こうざん)(1806〜83年)の書斎などを保存する高井鴻山記念館は、高井家にまつわる作品などを展示した企画展を開いている。鴻山が師事した絵師や高井家に伝わってきた作品など30点余を展示する。

 鴻山は江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎を小布施に招いたことで知られるが、他にも数多くの文人墨客や幕末の志士とも交流があった。若い頃は京都や江戸に遊学し、学問や芸術を修めた。

 企画展では、鴻山が師事した絵師の横山上龍や岸駒(がんく)が描いた、ともに個人蔵のびょうぶ絵を展示。上龍の「孔雀(くじゃく)と牡丹(ぼたん)図屏風(びょうぶ)」では六曲びょうぶに2羽の孔雀が大きく描かれ、岸駒の「虎図屏風」では迫力ある虎が細かい筆致で描かれている。

 他にも高井家に伝わってきた江戸時代の絵師伊藤若冲(じゃくちゅう)や狩野探幽の手によるとされる作品も並ぶ。秋にちなみ、栗やブドウを描いた鴻山の「栗とぶどう図」なども展示した。金田功子館長は「鴻山が文化や芸術方面で幅広い人と親交があったことを知ってほしい」と話す。

 12月6日まで。午前9時〜午後5時。大人300円、高校生150円、中学生以下は無料。問い合わせは同記念館(電話026・247・4049)へ。

写真説明:鴻山が師事した横山上龍の「孔雀と牡丹図屏風」。六曲びょうぶに2羽の孔雀が大きく描かれている

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