亡き父悼むピアノ公演 上田出身の六川さん、26日に

2017/08/24 10:57
ODEK2017082400864701.jpg

 上田市出身のピアニスト六川(ろくがわ)孝夫さん(34)が26日、同市生田の信州国際音楽村「ホールこだま」でブラームス没後120周年を記念したピアノリサイタルを開く。公演には、59歳で亡くなった父良明さんの没後10年に対する追悼も込められており、力強い音色を天国の父にささげる。

 孝夫さんは上田染谷丘高校を卒業後、単身渡欧。スペイン・バルセロナの音楽学校で学んだ後、現地を拠点にヨーロッパを中心に演奏活動をしている。

 良明さんは、上田千曲高校校長などを歴任した後、2007年9月に病気で急逝した。孝夫さんによると、「『好きなことをやりなさい』という父親」で、孝夫さんがピアニストを目指す意向を伝えた時や単身での渡欧を決心した時も、笑顔で送り出してくれたという。

 当日は、ブラームスの後期ピアノ作品集から3作品を演奏。最後はバッハ作曲、ブゾーニ編曲の「シャコンヌ」で締めくくる。シャコンヌは良明さんが愛し、生前「いつか聞かせてくれ」と孝夫さんに話していた曲だという。良明さんの耳に届けることはかなわなかったが、孝夫さんは「シャコンヌは父のために組んだ特別なプログラム。父にも届けたい」と話している。

 午後2時開演。チケットは一般3千円、高校生以下が千円。未就学児は入場不可。チケットなどの問い合わせは信州国際音楽村(電話0268・42・3436)へ。

写真説明:26日にリサイタルを控える六川孝夫さん。一時帰国の際には実家の旧蚕室に置いてあるピアノで練習する

北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ