長野で「信州と戦争の時代展」 空襲予告のビラも

2017/08/16 09:07
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 長野市のギャラリー82では20日まで、戦時中の人々の暮らしなどを振り返る企画展「信州と戦争の時代展」が開かれている。戦時中の生活用品や雑誌、子どもの遊び道具などが見られる。

 展示品は信州戦争資料センターが提供。砂糖、しょうゆ、みそなどの引換券、兵器などに使うため金属が不足したことで作られた陶器製のスプーンやフォーク、戦場の兵士などが描かれた子ども用のすごろくなどが並ぶ。表紙に「必勝の戦場生活」などと書かれ、戦時色が濃くなった女性誌もある。

 長野空襲を前に、米軍が県内でまいたというビラも展示。ビラは長野など爆撃予定の場所を示し、避難を呼び掛けている。当時は、こうしたビラを拾った場合は警察に届けるよう隣組を通じ周知されていたという。

 13日に会場を訪れた長野市三輪の青沼昭伸さん(79)は「空襲を知らせるビラはうわさで聞いたことはあったが、実物は初めて見た」。配給品のサツマイモを食べたことなどを思い出したといい、「どんな理屈があっても戦争はやってはいけない」と話した。

 入場無料。平日が午前9時半〜午後6時、土日が午前10時〜午後5時。

写真説明:戦時中に発行された雑誌などが並ぶ企画展

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