日本料理の文化、食器で楽しんで 諏訪の美術館企画展

2017/08/09 11:04
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 諏訪市のサンリツ服部美術館は、主に桃山時代から江戸時代にかけて作られた食器の企画展「食のうつわ使うよろこび、見るたのしみ」を開いている。懐石料理の刺し身などを盛る「向付(むこうづけ)」や鉢など計50点。同館は「目で味わう」日本料理の文化に触れてほしいとしている。

 明代の中国やオランダで作られ、日本の茶人らが使った向付や菓子用の器は約20点。明代の「青花鶴仙人図三角鉢」には、釉薬(ゆうやく)が剥がれた「虫喰(むしくい)」がある。ニカワを溶いた水に金粉などを交ぜた「金泥(きんでい)」で割れ目を補修する「金継ぎ」を施した食器もある。ともに茶人が楽しんだという。

 芸術家の北大路魯山人(きたおおじろさんじん)が手掛けた食器「武蔵野図鉢」は、ススキの野原の上に満月が浮かぶように見えるデザイン。江戸時代に九州・鍋島藩が作った重要文化財の皿「色絵芙蓉菊文皿」も展示している。

 9月18日まで。月曜休館。入館料は大人千円、小中学生400円。問い合わせは同館(電話0266・57・3311)へ。

写真説明:外側に描いたススキ野原の上に内側の満月が浮かぶように見える食器「武蔵野図鉢」

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