鉱物の面白さ伝えて20年 塩尻の博物館、節目の特別展

2017/08/05 11:59
ODEK2017080500856901.jpg

 塩尻市北小野の鉱物博物館「ミュージアム鉱研地球の宝石箱」が今年で開館20周年を迎える。同市と岡谷市にまたがるJR中央東線塩嶺トンネルの掘削に関わった都内のボーリング機械製造会社「鉱研工業」が、北小野地区に作業員の宿泊施設を設けた縁で整備。掘削により各地で出た鉱石や宝石の原石など約2500点の展示が愛好家らに人気で、4日には節目を記念する特別展が始まった。

 同社は塩嶺トンネル工事後に北小野地区の宿泊施設を研修施設に転用。近くに1997年10月、会社の創立50周年記念事業として同館をオープンした。世界中から集めた石は約6千点に上り、冬季を除く4〜11月に開館している。

 20日までの特別展では、同社の掘削機器を搭載した海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」の探査結果を紹介している。ちきゅうは2012年、東日本大震災の震源域の海底を掘削。プレート(岩板)境界断層から破砕した岩石を採取し、この断層が大地震を引き起こしたとみられることが分かったという。今回は採取したサンプルの複製を展示している。

 新田仁一館長は「海底の研究は少なく、『宇宙より遠い』と言われる。最新の研究に触れてほしい」と話している。期間中は通常より100円安い500円(高校・大学生300円、小中学生200円)で入場できる。問い合わせは同館(電話0263・51・8111)へ。

写真説明:地球深部探査船「ちきゅう」による掘削の成果を紹介する展示

北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ