親子で学ぶ、松本の戦争遺跡 「平和教室」23日は見学会

2017/07/20 11:05
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 松本市は23日、市内の小学生と保護者が平和の大切さや命の尊さを考える「親子平和教室」の一環で、市内の戦争関連遺跡の見学会を開く。本年度に新設された市平和推進課は「保護者世代でも(市内の戦争関連遺跡を)知らない人が多い。子どもと一緒に戦争と平和を考えてほしい」と多くの参加を募っている。

 同教室は全4回で、その2回目に見学会を行う。今月9日の初回では、高齢者の戦争体験などを聞いた。初回の参加者が親子2組と少なかったため、新たに2回目からの参加者を募ることにした。

 見学先の一つは松本市の信州大松本キャンパスに残る国登録有形文化財の旧松本歩兵第五十連隊糧秣(りょうまつ)庫。1908(明治41)年から松本に駐屯した連隊の食料保管倉庫に使われた。松本が「軍都」と呼ばれた歴史を今に伝える。

 三菱重工業名古屋航空機製作所関連の軍事工場跡(里山辺、中山)も見学。戦時中の歴史に詳しい松本市文書館特別専門員の小松芳郎さんによると、軍用機の部品などを生産する計画だったが、終戦で生産はしなかったという。

 同教室は、1986(昭和61)年の市平和都市宣言から30周年を記念して昨年度に始まった。8月15日の3回目は県内77市町村で戦争体験者から聞き取りをした長野市出身のシンガー・ソングライター清水まなぶさんの話を聞く。9月24日の4回目は平和を願うろうそくを作って火をともす催しを計画している。

 対象は原則、市内の小学4〜6年生と保護者。23日は午前9時に市文書館をバスで出発。無料で要申し込み。問い合わせは市平和推進課(電話0263・33・4770)へ。

写真説明:信大松本キャンパスにある旧松本歩兵第五十連隊糧秣庫

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