磨いた歌声、飯田に帰郷 宮下文一さん8月12日ライブ

2017/07/19 10:59
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 都内を中心に活動するボーカルグループ「JIVE(ジャイブ)」のリーダーで、中島みゆきさんや吉田拓郎さんらのコンサートでコーラスを担う宮下文一さん(60)が、5年前から出身の飯田市でソロライブに力を入れている。2011年の東日本大震災をきっかけに故郷への思いを強くし、小中学校時代の同級生が代表を務めるライブハウスで年1回、歌声を披露。今年は8月12日に開く予定で、「僕の存在を飯田の中でも知ってもらえるとうれしい」と話している。

 宮下さんは、飯田市鼎切石出身。鼎中学校時代、鼎小からの同級生で、同市知久町のライブハウス「CANVAS(キャンバス)」のオーナー桑原利彦さん(60)にギターを教わり、音楽に目覚めた。阿智高校(阿智村)ではフォークソング研究会で、吉田拓郎さんや井上陽水さんらの曲を弾き語った。

 駒沢大(東京)に進むと、軽音楽部でコーラスを中心に活動。卒業後、サークル仲間ら男性4人でJIVEを結成した。1984年、28歳で全国デビューし、これまでにオリジナルアルバムを7枚リリース。自動車や缶コーヒーなどのCMソングでの起用は400作品を超える。

 ソロ活動として、98年に中島みゆきさんの音楽劇「夜会」に初参加して以来、中島さんのツアーなどをコーラスとしてサポート。中島さんが作詞作曲したTOKIOの「宙船(そらふね)」をツアーで歌ったのが評判となり、ソロのファンも広がった。10年ほど前から、吉田拓郎さんのツアーやレコーディングにも参加し、ボイストレーナーも務める。

 震災後は、宮城県や福島県、岩手県の小学校を毎年訪ね、子どもたちを元気づけるため校歌をコーラスにアレンジして歌っている。活動を通じ、「帰る場所がある安心、幸せをかみしめるようになった」といい、旧友の桑原さんに声を掛け、飯田でのソロライブを震災翌年から始めた。

 去年のライブでは山口百恵さんや吉田拓郎さんらの名曲をギターの弾き語りで披露。今年はギターの新しい奏法にも挑むという。CANVASで午後5時開演。チケットは一般3千円(当日3500円)、大学生以下500円。問い合わせはCANVAS(電話0265・52・3620)へ。

写真説明:故郷での公演に向けて構想を話す宮下さん。「自分が好きな曲を歌うライブです」

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