皇室の御養蚕と信州、駒ケ根市で 県内初

2017/07/16 10:16
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 駒ケ根市の駒ケ根シルクミュージアムで15日、特別展「皇室の御養蚕と信州」が始まった。明治時代から歴代皇后に継承されている皇室の養蚕の歴史が分かる資料や、皇后さまが皇居・紅葉山御養蚕所で実際に使われている養蚕の道具を県内で初めて展示している。

 宮内庁所蔵の道具をはじめ、繭の標本、写真など計75点を紹介。蚕に繭を作らせるため、皇后さまがわらを網目状に編んで手作りした「藁蔟(わらまぶし)」も並んでいる。

 県内との関わりのある品も展示。現在皇室で育てられており、正倉院(奈良市)の絹製品の修復にも活用された品種「小石丸」は、現在の上田市にいた小田中源右衛門が選抜したとの説があり、上田市立博物館が所蔵する繭の標本も飾っている。

 同ミュージアム館長の関宏夫さん(76)は「実際に皇后さまが使っている道具などを見て、皇室で養蚕が続けられていることを実感してほしい」と話している。

 8月20日までの午前9時〜午後5時(水曜休館)。入場料は高校生以上300円(中学生以下無料)。23日午後1時からは、同ミュージアム隣の「駒ケ根ふるさとの家」で、紅葉山御養蚕所主任の代田丈志さん(下伊那郡下條村出身)による講演会もある。

写真説明:皇后さまが使用されている養蚕の道具

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