光と影の幻想的な写真展 上田出身ハリー・K・シゲタ

2017/07/01 12:04
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 上田市天神の市立美術館は1日から、「光と影で魅(み)せる―写真家ハリー・K・シゲタの世界」と題したコレクション展を開く。上田市の原町で生まれ、米国で活躍した商業写真家ハリー・K・シゲタ(日本名重田欣二(きんじ)、1887〜1963年)が撮影し、同美術館が所蔵する作品約45点を展示する。

 シゲタは旧制上田中学校(現上田高校)を中退し、15歳で渡米。ミネソタ州セントポールで美術を学んだ後、広告などの写真を専門的に撮る商業写真家へと転身した。ネガフィルムに線を直接描くなどの手法で、光と影を巧みに利用。絵画のように写真を表現する手法を取り入れ、新たな商業写真のスタイルを確立した。

 展示するのは商品などを撮影した広告写真のほか、当時のルーズベルト米大統領を風刺する作品やシゲタのセルフポートレートもある。コレクション展を担当する学芸員の松井宏典(ひろふみ)さん(31)は「シゲタは高い修整技術で国際的に非常に高い評価を受けていた。彼が作り出す幻想的な世界観を楽しんでほしい」と話している。

 9月3日までの午前9時〜午後5時(入場は午後4時半まで)。火曜休館。一般300円、高校・大学生200円、小・中学生100円。問い合わせは上田市立美術館(電話0268・27・2300)へ。

写真説明:ルーズベルト米大統領を風刺する作品(左)などが並ぶコレクション展

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