平和への祈り込めた仏画 富士見で故安達原さんの25点

2017/06/15 09:50
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 富士見町コミュニティ・プラザ内の「高原のミュージアム」で、山梨県北杜市を拠点に活動した仏画家、安達原玄(あだちはらげん)さん(1929〜2015年)の作品展「祈り仏画展」が開かれている。生前、富士見町内で仏画教室を開いたこともある安達原さんが、繊細な筆遣いで色鮮やかに描いた25点を紹介している。7月23日まで。

 同ミュージアムが、北杜市の安達原玄仏画美術館に作品展開催を打診した。安達原さんは30代で仏画や曼荼羅(まんだら)を写し取る「写仏」を始め、亡くなるまで、岩絵の具や墨汁を使って明王、観音などを和紙に表現した。

 展示作品のうち、横3・4メートル、縦2・8メートルの「釈迦金棺(しゃかきんかん)出現図」は、黄金色の棺から身を起こした釈迦の周囲に70体近くの鬼や人物を描いている。習作も数点並んでいる。

 会場に作品解説のパネルは置いていない。安達原さんの義理の娘で同美術館館長を務める千雪(ちゆき)さんは、先入観を持たずに作品の前に立った時に仏様から語り掛けられる言葉があるはず―とし、「平和の祈りを込めた作品を思い思いに眺めてほしい」と話している。

 午前9時半〜午後5時。入館料は高校生以上300円、小中学生150円(諏訪6市町村の小中学生は無料)。月曜休館。6月18日は午前10時から写仏体験会、午後1時半から千雪さんのギャラリートークがある。体験会の申し込みは高原のミュージアム(電話0266・62・7930)へ。

写真説明:安達原さんが手掛けた色鮮やかな仏画

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