日本浮世絵博物館の所蔵品 松本市美術館で特別展示

2017/06/07 11:03
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 松本市美術館で6日、同市島立にある日本浮世絵博物館の所蔵品の特別展示が始まった。国内随一のコレクションの魅力を多くの市民に知ってもらおうと初めて両館で連携して企画。7月30日までの前期は、墨一色から多色刷りへと、移り変わる技法や表現を見比べることができる作品10点が並ぶ。

 多色刷りの錦絵誕生以前に活躍した絵師奥村政信の「坂田金平入道」(18世紀初頭)は、墨一色で豪快な男の姿を描いている。一方、19世紀半ばの歌川広重の錦絵「浅草市」は、赤や緑など明瞭な色を使い分け、年の市のにぎわいを表現。淡い色を使った多色刷りの錦絵もあり、一様でない浮世絵の魅力が伝わる。

 郊外にある日本浮世絵博物館は、来館者の半分を外国人観光客が占めるといい、酒井浩志館長(30)は「地元の方にもより身近に感じてもらいたい。その最初の一歩になる」と期待。市美術館の清沢秀幸副館長(53)も「浮世絵博物館のコレクションは市にとっても財産。そういった認識を掘り起こす機会にしたい」と話している。

 8月1日から9月24日の後期は江戸時代の代表的な絵師に焦点を当てる。観覧料大人410円、高校・大学生200円。月曜休館(月曜が祝日の場合は次の平日休館)。

写真説明:錦絵などが並ぶ日本浮世絵博物館所蔵品展

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