街や自然にアート出現 大町・北アルプス国際芸術祭

2017/06/05 10:24
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 大町市内各地で、国内外の芸術家が制作した作品を楽しめる「北アルプス国際芸術祭」が4日、7月30日までの57日間の日程で開幕した。市街地や木崎湖畔、大町温泉郷など34カ所に、大町の自然や人をテーマに制作された作品が点在。初日は、人気作品の前に行列ができ、家族連れら大勢の人たちでにぎわった。

 同市を主体とする実行委員会の主催。36人・組の芸術家が参加し、大町に滞在しながら制作を続けてきた。地域の人やボランティアの協力を得て仕上げた。

 日本人芸術家らでつくるクリエーティブチーム「目」は、鷹狩山にある古民家の内側を白い外壁材で覆い、なだらかな起伏がある空間に作り替えた。窓から北アルプスの眺望が際だって見え、メンバーの荒神明香(こうじんはるか)さん(34)=埼玉県=は「雄大な景色を芸術作品としてのんびり鑑賞してほしい」と話していた。

 市街地では、商店街の複数の空き店舗を会場に、作家たちが空間芸術を表現。黒部ダムを模した足湯や、影絵が浮かぶ幻想的な白い部屋などが出現した。鑑賞して回った愛知県の大学2年生、奈川夏子さん(19)は「面白い作品が多く、街を歩いて回ると楽しい」と満足そうだった。

 全作品が鑑賞できるパスポート(2500円)か、個別鑑賞料(300円)が必要。問い合わせは実行委事務局(電話0261・23・5500)へ。

写真説明:鷹狩山からの北アルプスと田園地帯の眺望を、芸術作品として鑑賞する「信濃大町実景舎」(上)。商店街の空き店舗が、回転する影絵で幻想的な空間になった「たゆたゆの家」

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