絹製ドレスの変遷たどる 岡谷蚕糸博物館で企画展

2017/05/25 10:20
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 19世紀に欧州の宮廷などで流行した絹製ドレスの変遷をたどる企画展「19世紀ヨーロッパのドレスモードとシルク」が25日、岡谷市立岡谷蚕糸博物館で始まる。前期と後期で計30点余を展示し、うち東京家政大(東京)所蔵の多彩な様式のドレスは前期と後期で4点ずつ紹介する。27日には、専門家によるファッション史についての講演やギャラリートークがある。

 ナポレオンによる帝政の雰囲気を伝える「エンパイア」、スカートが後方に膨らんだ「バスル」、女性の体の曲線美に着目した「アールヌーボー」などの様式を紹介。バスルのドレスは、明治政府が設けた社交場「鹿鳴館」に集う女性たちもまとった。

 27日に講演する同大博物館学芸員の三友(みとも)晶子さん(36)は「当時の人々の美意識に思いをはせ、現代にも通じる服飾技術にも目を向けてほしい」と話す。講演は午後1時半からで、定員50人。無料。

 会場には絹製の雨傘や靴などの小物も展示する。前期は6月19日まで。後期は同月22日〜7月23日。6月24、25日と7月1、2、15、16日には、裾が全体的に広がった「クリノリン」のスカートの複製を着て記念撮影できるコーナーを設ける。問い合わせは同博物館(電話0266・23・3489)へ。

写真説明:19世紀の欧州で流行したアールヌーボーのドレス(左)などが並ぶ岡谷蚕糸博物館の企画展

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