「つけ場漁」最盛期 上田で楽しむ初夏の味

2017/05/20 11:39
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 上田地域の千曲川と依田川で、産卵期を迎えたウグイを捕らえる伝統漁「つけ場漁」が最盛期を迎えている。川岸のつけ場小屋では6月下旬まで、ウグイの塩焼きや揚げ物などを楽しめる。

 つけ場漁は川底の砂利に産卵するウグイの習性を利用した漁法で、小石を敷いて人工的に作った産卵場所におびき寄せる。産卵期を迎えたウグイは体が鮮やかな朱色に染まっている。上田市の千曲川でつけ場小屋を営む西沢徳雄さん(51)は19日午後、漁に出掛けた。川が濁っていたせいか、このときは捕れなかったが、今季のこれまでの漁獲量は約120キロ。約50キロだった昨年を既に上回っている。

 上小漁業協同組合(上田市)によると、今年の管内でのつけ場設置申請数は8カ所。1997年には63カ所あったが、漁師の高齢化や漁獲量の減少などを背景に、減る傾向が続いている。つけ場小屋も、昨年の半分の2カ所のみになった。

 この日、つけ場小屋を訪れた安曇野市の剱物(けんもつ)三千男さん(57)は「初夏の風物詩で、毎年楽しみにしている。これからも食べに来たい」。西沢さんは「ウグイは千曲川の味で、年配の人には『懐かしい味』と言ってもらえる。もっと若い人にも食べてほしい」と話していた。

写真説明:つけ場に仕掛けた網を引く西沢さん

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