猪谷千春さんゆかりの品々 長野五輪20年、山ノ内で展示へ

2017/05/19 11:20

 下高井郡山ノ内町などは7月、1956(昭和31)年のコルチナ・ダンペッツオ(イタリア)五輪のスキー男子回転で銀メダルを獲得した名誉町民、猪谷(いがや)千春さん(85)=東京=ゆかりの品々の展示コーナーを、志賀高原歴史記念館に設ける。来年2月の長野冬季五輪20周年を記念する事業の一つで、若い頃、志賀高原でスキーに励み、長野五輪成功にも尽力した猪谷さんの功績を伝える。

 猪谷さんは、国際オリンピック委員会(IOC)の委員や理事、副会長を歴任。1988(昭和63)年8月には名誉町民になっている。

 展示コーナーは、旧志賀高原ホテルの建物を利用した記念館の1、2階に設ける予定。猪谷さんがIOCから贈られた銀製の勲章や、コルチナ・ダンペッツオ五輪の銀メダルと賞状(ともにレプリカ)、オリンピック旗、写真、著書など27点の寄付を受け、紹介する。今月15日には猪谷さんが町役場を訪ね、竹節義孝町長に勲章などを手渡した。

 猪谷さんがかつてスキー練習で滞在し、後に、国際大会で獲得したメダルや写真、新聞の切り抜きなどを展示する猪谷記念館として一般開放されていた志賀高原の丸池スキー場コテージで保管されている品々も展示するという。

 この事業には町、歴史記念館を所有する一般財団法人和合会(山ノ内町)、コテージと保管品を管理する志賀高原リゾート開発(同)が共同で取り組んでいる。竹節町長は「寄付していただいた品は日本の五輪史の宝。猪谷さんの栄誉をたたえ、スキー振興につなげたい」と話している。

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