国宝の茶室、原寸大で再現 伊那で利休の思いを体感

2017/05/18 11:20

 茶室などを手掛ける数寄屋大工で、陶芸家でもある北村幸雄さん(63)=長野市川合新田=の作品展が17日、伊那市西春近のかんてんぱぱ西ホールで始まった。京都府大山崎町にある国宝の茶室「待庵(たいあん)」を原寸大で再現した茶室のほか、花器や酒器など50点ほどを展示している。

 待庵は安土桃山時代の茶人千利休(1522〜91年)が建てたとされる。これまでもさまざまな茶室を造ってきた北村さんが「待庵を造らないと茶室の何たるかが分からない」と1年がかりで2014年に完成させた。2畳敷きで床の間が付き、キリ材など実物と同じ材料を使用。各地で展示できるよう組み立て式になっている。

 展示は29日までの午前9時〜午後5時。抹茶を茶室内で楽しむことができる。北村さんは国宝の待庵は室内には入れないとし、「全く同じに造ったので、茶室でお茶を味わい、利休の思いを体感してほしい」と話している。

 入場無料。抹茶提供は午前10時〜午後4時で、500円(茶室内は千円)。

写真説明:待庵を再現した茶室内で話す北村さん


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